知性もあらゆる物と同じく消耗する。学問はその栄養である。知性を養い、かつそれを消耗する。by ラ・ブリュイエール
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謹賀新年。
あけましておめでとうございます。
一年前の記事を読み返してみると、立派な目標を三つくらい掲げているけれど、そのうち達成できたのはひとつくらいで、あとのふたつはだめだったorz
毎年「本を100冊読む」という目標を掲げているというのに、全然達成できていない。それどころか、去年一年間で読んだ本は過去数年で一番冊数が少ない61冊だった。なんたること。なので、今年こそは100冊読みたい! 専門書とか読むの大変だけど、頑張って達成したい!
それから、「物語を書く」という目標もなんとか……達成したい。絵を描くのでもなく、音を奏でるのでもなく、言葉を綴ることが自分の表現方法なんだなと、去年色々なものに触れて思った。だから、少しでもいいから創作をしたい。
中三の時に電撃大賞に応募しようと思って『アイシスの物語』をキャンパスノートに書いていた時、高三の時に五日に一章のペースでアップしていた『センドラ連合王国史』を書いていた時、毎日が本当に楽しかった。一日一日が創作の源に溢れて輝いていた。あんなふうに創作をまたやりたい。
去年掲げた「自分の問題と向き合う」というのは達成できたことだと思う。けれど向き合ってみて、自分の問題はそう簡単に解決しないんだなって感じた。二十年かけてできた問題を一年で解決しようと思うのは難しいことで、できるだけ早くなんとかしようなんとかしようと思って自分を余計に苦しめていた。去年学んだのは、なんでもかんでも問題が
あ
ったら解決するだけが道ではなくて、問題との関わり方を変えることも道のひとつなんだなってこと。そう考えるようになったら、だいぶ苦しくなくなった。
解決してないから悩まされることはまだあるけど、前よりも自分を持て余さなくなったような気がする。
大掃除をしている時に十年前に開けられなくなった寄木細工の秘密箱の存在をふと思い出し、試しにがちゃがちゃと箱を動かしてみたら開いて驚いた。中に入れたものは朧げに覚えていたけれど、今見ると欺瞞に満ち溢れていた。十年前はその世界がすべてだったから、大切だった。何かを守りたかった。箱が開けられなくなったことに気付いた時、すごく落ち込んだ。でも、今見たら違う。ああ、純粋だったんだなって当時の自分が懐かしい。その純粋さが羨ましいけれど、昔の自分を羨ましがったって前には進めないから、今はそっと秘めておこうと思う。
今年もよろしくお願いします。
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