知性もあらゆる物と同じく消耗する。学問はその栄養である。知性を養い、かつそれを消耗する。by ラ・ブリュイエール
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風に舞いあがるビニールシート。
1年間に100冊本を読む、というのが私の去年からの目標ですけれど、去年は結局72冊しかなかった。
今年は今のところ21冊。この調子で読んでいけば100冊に届くかなと思っているのですが、さてどうなるやら……。
その21冊目に読み終えたのが、森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』。一時期けっこう話題になっていた本です。
どうも私は世間が騒いでいるとその本をしばらく読みたくなるところがあって(時にはブームに乗ることもあるけれど)、以前から気になってはいたんですが手に取るのを控えていました。
読んでみたけど、面白い。
6つの短編から構成されていて、主人公の性別はばらばら。20代後半から50代くらいまでの社会で働いている大人がメインの話。
個人的には「器を探して」「守護神」「風に舞いあがるビニールシート」が良かったです。
「器を探して」を読んでいると、ケーキが食べたくなってケーキのために働きたくなる。「守護神」を読んでいると、猛烈に日本文学を勉強したくなる。「風に舞いあがるビニールシート」は昔国連で働きたいと言っていた自分を思い出させる。
小説だけでなく、面白かった話は心に何らかの変化をもたらせるような気がする。静かであったり、激しかったり。
そういう変化を与えてくれる小説はいい作品だと思う。
今年は今のところ21冊。この調子で読んでいけば100冊に届くかなと思っているのですが、さてどうなるやら……。
その21冊目に読み終えたのが、森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』。一時期けっこう話題になっていた本です。
どうも私は世間が騒いでいるとその本をしばらく読みたくなるところがあって(時にはブームに乗ることもあるけれど)、以前から気になってはいたんですが手に取るのを控えていました。
読んでみたけど、面白い。
6つの短編から構成されていて、主人公の性別はばらばら。20代後半から50代くらいまでの社会で働いている大人がメインの話。
個人的には「器を探して」「守護神」「風に舞いあがるビニールシート」が良かったです。
「器を探して」を読んでいると、ケーキが食べたくなってケーキのために働きたくなる。「守護神」を読んでいると、猛烈に日本文学を勉強したくなる。「風に舞いあがるビニールシート」は昔国連で働きたいと言っていた自分を思い出させる。
小説だけでなく、面白かった話は心に何らかの変化をもたらせるような気がする。静かであったり、激しかったり。
そういう変化を与えてくれる小説はいい作品だと思う。
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